。・゚・(ノД`)・゚・。
いきなり泣きからスタート(笑)。
スパイラルが終わってしまいました。これが泣かずにいられますかってところ。6年間程続いたようですが、ホント城平・水野両先生お疲れ様でした。
実質、物語は前号で完結とも言えなくもないんですが、後日談ってところですね。
物語は清隆との対決から2年の月日が流れていました。その間に、全員が幸福を手に入れたかと言うと、そうでもなく、火澄は息を引き取りました。火澄は歩との対決後、自らクローン体の治療のための被検体となった。その副作用により半年前に昏睡状態に陥り、息を引き取った。また、ブレードチルドレンの一部もその呪いに負け、悲しい結果になっていた。
アイズ以外のブレードチルドレンが登場したのはホント久しぶりでしたね。アイズは以前は歩やキリエと共に、他のブレチルの説得や相談をしていたが、今ではピアニストとして精力的に世界を回っている。
理緒は新たな異名(荒れ野の小妖精(ブラウニー))と共に紛争・内乱のあった地域の地雷撤去活動を行っている。
キリエは歩とブレチル間を取り持つ役割をしている。今の仕事を素直に誇れているらしい。 うんうん、この人は絶対根はいい人だからね。頑張って欲しいよ。清隆を一発ぐらい殴ってもいいと思うよ。
香介と亮子は同じ大学に通っている。二人は以前、歩の所に相談に来たが、その時の香介が妙に達観していたような。ブレチルの中で一番最初に呪いが降りかかるかもしれないが(生きてるブレチルの中で一番生まれが早いから)、それに打ち勝つとこを歩に見せようとしているらしい。
ブレチルもそれぞれが精一杯生きようとしているのが伺える。ブレチルは歩にとっての希望なのだから、生き抜いて欲しいと思う。
病院にいる歩の元へ向かう、清隆とまどか。この2人はあのあとまた一緒に暮らし始めたみたい。まどか曰く「妻が許さず誰が許すのか」だそうです。いやぁ、偉いねこの人は。
まどかが、歩がつらそうな顔をしているのを見たときに歩がすぐに笑って見せたと言った時には、ちょっとうるうるきました。そりゃ一人でいるときとかは常にしんどいことを考えてるんだろうなぁって思います。それを見せない歩の強さは凄いと思う。
清隆とまどかが帰りのエレベーターを待っていると、そこから出てきたのはひよの(本名は違うだろうけど)。清隆の「私を恨んでいるか」発言に対し、満面の笑みで「だいっきらいです」とは。この笑顔の意図するところは、いまいち考えがまとまらずわからないけど、ひよのも後悔はしていないのだろう。
ひよのが歩の病室に入ると、歩はピアノ曲の編曲をしていた。左腕が動かないので右腕だけで弾けるようにしているようだ。たまに目も見えなくなるらしい。ってひどい症状だな、これ。
前までと大して変わらないこの2人のやり取りは幸福にも見えた。
こうしてスパイラルはカーテンコールを迎えたわけですけど、いやぁ、良かったね。副題に推理の絆って書いてあるけど、序盤以外推理ってものが見受けられなかったような気もするけど(笑)、そんなん気にならないって。個人的にはカノンとの対決の時の話が好きだったかな。
あやめの花言葉:信じるものの幸福。全てはここに集約されるのかなぁ。
これによりガンガンで読むものがまた一つ減ってしまった。これは悲しいことだな、やっぱり。
ここでお知らせ。スパイラル最終巻となる第15巻は水野画集第二弾と同時に来年1月発売予定。
さらにさらに、以前ガンガンWINGで連載されていて、コミックス1巻が出たものの、今まで沈黙を守っていたスパイラルの番外編、スパイラル・アライヴがWINGから本誌へと掲載誌を変えて、2006年より月刊少年ガンガンにて連載再開決定。これも楽しみだぁ(笑)。もうアライヴのことなんて忘れ去られてると思ってたよ(笑)。
も一つお知らせ。みかにハラスメントがドラマCD化。うーん、この作品って視覚的な要素が強いと思うんだけど、ドラマCD化しておもしろいのだろうか?疑問です。